520人悼み遺族ら御巣鷹登山

日航ジャンボ機の墜落現場

 乗客乗員520人が亡くなった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から41年となった12日、遺族らが群馬県上野村にある現場「御巣鷹の尾根」を慰霊登山した。墓標や墜落地点の尾根に立つ「昇魂之碑」で犠牲者を追悼し、空の安全を祈願。遺族や関係者の高齢化が進む中、事故の風化防止に向け、若い世代への継承が鍵となっている。

 この日は台風15号の影響で朝から悪天候となり、雨具を着込んだ遺族らは、ぬかるむ足元を気にしながら歩を進めた。登山中に「久しぶり」「お元気でしたか」と声をかけ合う姿も見られた。

 12日夕には、尾根の麓にある「慰霊の園」で追悼慰霊式が開かれる。

 単独機の事故死者数としては世界の航空史上最悪。羽田発大阪行きの便で、夏休みの帰省客や家族連れなどでほぼ満席だった。犠牲者には歌手の坂本九さん=当時(43)=ら著名人もいた。生存者は4人。

 日航では近年、パイロットや客室乗務員(CA)の飲酒を巡る問題が続発。今年5月には女性CA2人が乗務前日に飲酒した影響で、広島発の便が約40分遅れた。

最新記事
為替相場 12日(日本時間11時)
東京株式 12日11時
米地裁、郵便投票の制限差し止め
米野党、中西部州の知事候補選びは接戦
奥田碩さん死去