【ワシントン共同】トランプ米大統領は10日、ワクチン接種に関する大統領令に署名した。はしかと風疹、おたふくかぜのワクチンを混合ワクチンとして一度に接種するのではなく、それぞれ別の機会に接種することを推奨した。推奨するワクチンの種類も削減し、11種類とした。
トランプ氏はホワイトハウスで、以前は子どもが接種するワクチンの数は少なく、自閉症の発症率も低かったと主張。見直しにより「かつての水準に戻す」とした。
米小児科学会は声明を公表し「数百万人が参加した多くの研究により、ワクチンと自閉症との間に関連がないことは明らかになっている」とした上で、今回の見直しは「危険で誤解を招く」と指摘した。
接種機会を分割すれば回数や手間が増えるほか、手続きが複雑になるなどして必要な接種を受け損なう懸念が高まるとの指摘も出ている。
米疾病対策センター(CDC)は1月、子どもに接種を推奨するワクチンについて、それまでの17種類からロタウイルス胃腸炎やA型とB型肝炎のワクチンなど6種類を外し、11種類にすると発表した。