核兵器廃絶を求める署名を国連に届ける「高校生平和大使」らは9日、長崎市の爆心地公園で集会を開き、核のない平和な世界を目指す決意を新たにし「学びを続け、声を上げ続ける」と誓った。平和大使と「高校生1万人署名活動実行委員会」のメンバーら約110人が原爆落下中心地碑に集まり献花。鎮魂の祈りをささげた。
平和大使は今年、19都道府県で選ばれた。参加者らは9日、碑を囲む「人間の鎖」をつくり、81年前に原爆がさく裂した空を見上げた。
島根県の出雲高校2年の亀尾美月さん(16)は、被爆に関する平和教育には地域格差があると指摘。「若い世代が被爆証言を直接聞くことが大事だ」と訴えた。岩手県の盛岡第三高校2年の下瀬明葉さん(17)は「被爆者の方に、私たちが受け継ぐと伝えたい」と述べた。
神奈川県の桐蔭学園中等教育学校6年の元井千惺さん(17)は「高校生にできることは限られているが、同世代に訴えることはできる」と抱負を語った。