長崎市で「原爆の日」の9日に開かれる平和祈念式典を前に、地元の小中高生3人が8日、式典会場となる平和公園の「平和の泉」から水をくんだ。被爆後に水を求めながら亡くなった犠牲者に、式典でささげる。
朝から強い日差しが照りつける中、3人は腰をかがめひしゃくで水をすくい、おけに移した。市立長崎商業高2年、藤本春香さん(16)は「いまも世界では戦争が起きている。明日に希望を持てるような平和な社会になってほしい」と願いを語った。
式典では、3人と被爆者代表、遺族代表の計5人が原爆投下時刻の午前11時2分の黙とうに先立ち、平和祈念像前で献水する。
市は平和の泉のほか被爆者が押し寄せたとされる湧き水など市内4カ所からも採水。