「退職代行モームリ」の運営会社から退職希望者が行う勤務先との交渉といった法律事務のあっせんを受けたとして、弁護士法違反罪などに問われた弁護士法人「みやび」(東京都港区)の代表佐藤秀樹被告(49)は7日、東京地裁の初公判で起訴内容を認めた。検察側は被告に懲役2年、弁護士法人に罰金200万円を求刑し、結審した。判決は10月7日。
検察側は論告で、約9カ月で退職希望者89人のあっせんを受け、紹介料を支払ったと指摘。自己の利益を優先し「弁護士に対する社会的信頼を損ねる悪質な犯行」と非難した。
弁護側は、紹介された案件は適切に処理しており、依頼者を食い物にした事案とは異なると主張。被告人質問で被告は「自分の考えが甘かったのが全て」と述べ、近く廃業するとした。
起訴状によると、2024年5月~25年2月ごろ、運営会社「アルバトロス」の前社長谷本慎二被告(37)=同罪で公判中=らから、退職交渉などで弁護士への委任が必要な依頼者を紹介されたほか、アルバトロスの口座に振り込んだ紹介料を、虚偽の名目で処理したとしている。