日本企業寄付の絵本2千部が焼失

ウクライナ・キーウ、ハルキウ

 【キーウ共同】ロシアの無人機が1日、ウクライナ東部ハルキウの出版社の倉庫を攻撃し、日本企業の寄付でウクライナ語に翻訳、印刷された日本の絵本5作品の計2千部余りが焼失したことが7日分かった。上皇后美智子さまが文を書かれた作品「はじめてのやまのぼり」も含まれていた。出版社「ラーノク」が共同通信に明らかにした。

 ロシアによる侵攻が続くウクライナの子どもを絵本で支援しようと、絵本出版の至光社とNPO法人ウクライナ文化センター(いずれも東京)が5作品計5千部を現地の学校や小児病院に寄贈するプロジェクトを主導。日本とウクライナ両政府も協力していた。今回焼失したのは、このうちの一部だった。

 5作品は美智子さまがご一家で長野県の三方ケ峰に登られた時の思い出を基にした「はじめてのやまのぼり」、いわさきちひろさんの「ゆきのひのたんじょうび」など。

 ラーノクの担当者は「残念ながら倉庫に保管していた分は焼失した。追加印刷するかどうかは損失を確認する」としている。無償配布を計画した計5千部のうち半数以上は無事だったという。

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