イランの死刑増加に懸念表明

国連のターク人権高等弁務官(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】国連のターク人権高等弁務官は5日の声明で、イランで死刑判決や死刑執行が増えていると懸念を表明した。死刑が「国民に恐怖を植え付け、反対意見を抑圧するために使われている」として、イラン当局に対し執行を直ちに停止するよう求めた。

 ターク氏によると、イランでは3月19日以降、国家安全保障に関する罪で少なくとも56人が処刑された。うち27人は今年初めに激化した反政府デモに関連したものだった。今も100人以上が死刑執行の危険にさらされているとしている。

 ターク氏は、逮捕からわずか数週間後に死刑が執行されたケースも報告されているとし、公正な裁判や適正な法的手続きが欠如していると憂慮を示した。

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