東京都は3日、7月末から8月にかけて、多摩動物公園(東京都日野市)で飼育していたライオン16頭のうち3頭が死んだと発表した。3頭は全身の脱水や多臓器不全が認められ、都は暑さによる影響があったとみている。他にも体調不良の個体がおり、園は7月23日からライオンの展示を中止している。
3頭はいずれもメスで、3歳の「ムギ」、11歳の「イチゴ」、15歳の「ルエナ」。都によると同月18日、16頭中2頭に食欲不振などの症状が見られたため、治療を開始。別の個体でも同様の症状が相次ぎ、22日までに計10頭が治療を必要とする状態になった。園は送風や放水、薬剤の投与などを行っていたが、3頭は回復せずに死んだ。
園によると、ライオンはサハラ砂漠以南のアフリカ大陸に広く分布し、暑さには強いとされる。園は「例年にない急激な温度上昇により、個体の死亡が続いたことを重く受け止めている」とコメントした。