「原爆乙女」笹森さん追悼

笹森恵子さんをしのぶ会であいさつする近藤紘子さん=2日午前、広島市の原爆資料館

 広島で被爆し、ケロイド治療のために渡米した「原爆乙女」の一人で、2024年12月に92歳で死去した笹森恵子さんをしのぶ会が2日、広島市の原爆資料館で行われた。米国から遺族が来日するのに合わせて開き、被爆者ら約60人が参列した。

 笹森さんは13歳の時、爆心地から約1・5キロで被爆し、顔や手に大やけどを負った。1955年、米国の作家や広島流川教会の故谷本清牧師の支援で渡米し治療を受けた。帰国後に再び渡米。被爆体験を語り、原爆の非人道性を訴え続けた。

 参列した谷本氏の長女近藤紘子さん(81)は幼少期に笹森さんと教会で出会い、実の姉のように慕ってきたと述懐。「恵子さんの願った戦争のない世界を築いていかなければ」と力を込めた。

 笹森さんと共に活動した被爆者の八幡照子さん(89)は、自身が英語で証言するきっかけが笹森さんの姿だったと気付いたと明かし「懸命に話していた背中を無意識のうちに追っている」と声を震わせた。

最新記事
淀の洞門で観光客死亡、落石か
震度=気象庁発表(2日17時58分)震度順・市区町村別 :地震
岐阜県気象防災速報(竜巻注意) 第1号=気象庁発表
愛知県気象防災速報(竜巻注意) 第1号=気象庁発表
熊本地震、車中で70代女性死亡