食卓を彩る肉の値上がりが続いている。円安による輸入飼料などの高騰や、人件費を含む生産コストの膨張が背景にある。輸入、国産ともに牛肉の値段が上がっていることで比較的手頃な食材へ需要が移った結果、豚肉や鶏肉の価格が上昇。専門家は今後も値上がりは続く可能性が高いとみており、家計をさらに圧迫しそうだ。
農林水産省の食品価格動向調査によると、7月の豚肉(ロース)の平均小売価格は100グラム当たり287円となり、2003年の調査開始以来、過去最高を記録。25年8月以降、280円台が続き、高止まりが目立つ。
鶏肉(もも肉)は6月に、過去最高となる155円まで上昇。7月は153円だった。同省によると、豚や鶏を育てる畜産農家の場合、餌代が経営コストの5~7割を占める。トウモロコシなど飼料の大半を輸入に頼っているため、円安の影響を強く受けるという。
輸入牛肉は7月に451円となり、過去最高を更新。過去5年の平均価格に比べて、30%値上がりしている。