熊本県で発生した地震で煙突の損壊など大きな被害を受けた日本製紙の八代工場(八代市)は九州で唯一の同社工場で、書籍や新聞向け用紙を製造していた。安否不明者の救助が続いており、生産再開のめども立っていない。八代では今後トイレットペーパーなど家庭用紙の生産を新たに始める予定だったが、今回の被害で事業計画に影響が生じる可能性もある。
日本製紙は29日、対策本部を設置したと公表し「正確な被害状況の把握を全社体制で進める」とのコメントを出した。
日本製紙によると、八代工場の従業員は今年3月時点で367人。1924年に設立され、67年には他の工場を統合した。