北海道帯広市の屋台村「北の屋台」が29日、開業から25周年を迎えた。駅前の空きスペースにひしめく屋台がにぎわいを生み、独立した店主らが地元で起業する「街づくり」の拠点となって四半世紀。空洞化した中心市街地を活性化させる全国の屋台村の先駆けで、記念イベントでは来場客らが節目を祝った。
「北の屋台」は2001年7月29日オープン。従来の可動、仮設型の屋台では法律で営業時間やメニューなどが限られていたが、民有地に厨房部分を固定化することで乗り越えた。常設の屋台20軒が3年に1度入れ替わるなど新陳代謝を進めながら、年間10万人以上が訪れる観光スポットになっている。
運営組合によると、当時の帯広市は郊外に大型店が進出し、中心商店街の空き店舗が課題となっていた。地元の有志が駅前に人通りを取り戻そうと、常設の屋台村を発案。開業後は国内からの視察が相次ぎ、50カ所以上ある全国の屋台村ブームをけん引した。これまで屋台村を卒業した20店舗以上の店主が、地元で新たに店を開いた。