29日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。終値は前日比930円73銭安の6万1434円19銭となり、約2カ月ぶりの安値水準を付けた。人工知能(AI)関連市場の先行きを警戒した世界的な半導体株安の流れが波及した。熊本県で起きた地震で、経済活動が停滞するとの見方も相場の重荷になった。
東証株価指数(TOPIX)は10・44ポイント高の3974・03。出来高は36億844万株だった。
米ハイテク大手の巨額投資や中国企業による先端製品の開発動向を背景に、AI市場の競争激化への懸念が引き続き意識され、平均株価への影響が大きい半導体株が値下がりした。
熊本県に生産拠点を置く半導体製造装置大手の東京エレクトロンや、米AI企業に出資するソフトバンクグループが大幅安。東京市場との連動性が強く、半導体株の比率が高い韓国の株価指数が軟調に推移したことも、下押し要因になった。
平均株価は前日に2500円超下げた反動から、朝方は買いが先行し荒い値動きとなる場面があった。