1905年から45年8月まで日本が統治し、最盛期には約40万人が暮らした樺太(現ロシア・サハリン)の引き揚げ者20人を写した写真展が27日、東京都新宿区のギャラリー「Place M」で始まった。撮影した杉並区の写真家広瀬明代さん(62)は「地上戦や引き揚げの苦労など、それぞれの記憶を写真から感じ取ってほしい」と話す。
写真展は「故郷は遠きに―樺太をあとにした人々―」。広瀬さんは2019年に初めてサハリンを訪れ、日本統治時代の工場や神社の跡地を巡った。当時を知るため、19~26年に北海道や青森県などに住む引き揚げ者を訪ね歩いた。
80~90代の20人のモノクロ肖像写真を撮影。うち3人は亡くなったという。(共同)