直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」や「白夜行」などのミステリー作品を数多く発表し、絶大な人気を博したベストセラー作家の東野圭吾(ひがしの・けいご)さんが23日未明、大腸がんのため死去した。68歳。大阪市出身。葬儀は家族葬で行った。
大阪府立大卒業後、日本電装(現デンソー)に入社し、エンジニアとして勤務しながら小説を執筆。1985年に「放課後」で江戸川乱歩賞を受賞し、翌年に専業作家へと転身。99年に「秘密」で日本推理作家協会賞を受け、ミステリー作家としての地歩を固めた。
少年少女の過酷な運命を描いた「白夜行」は、2006年にドラマ化され話題に。同年、物理学者の湯川学が活躍する「ガリレオ」シリーズの3作目「容疑者Xの献身」で直木賞を受賞。同シリーズは福山雅治さん主演でドラマ・映画化され、累計1千万部を超える大ヒットになった。他に「新参者」など加賀恭一郎シリーズや「マスカレード」シリーズなど多くの作品が映像化された。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」で中央公論文芸賞、「祈りの幕が下りる時」で吉川英治文学賞など受賞多数。