埼玉県警は27日、同県加須市の歩道で速度違反取り締まり中の持ち運びができる装置「可搬式オービス」を盗んだとして、窃盗の疑いで、加須市北小浜、配送業倉本浩司容疑者(58)を逮捕した。県警によると、盗まれた装置は見つかっていない。「盗んでいません」と容疑を否認している。
逮捕容疑は6月18日午後11時5分ごろから約10分の間に、同市岡古井の国道125号の歩道で装置1台(購入価格約900万円)を盗んだ疑い。付近の防犯カメラを捜査し、容疑者の軽貨物自動車が通過後に現場方向に戻る様子が写っていた。
容疑者は県警の任意の取り調べに、走行中に装置が光ったことに気付いたため「確認に戻った」と供述していた。
6月18日は歩道に装置を設置し、離れた場所のパトカーにいた加須署員が午後7時ごろから監視。午後10時50分ごろに装置を確認したが、その後なくなっていることに気付いた。
装置が盗まれたのは全国初とみられる。県警は「同様の事案を発生させないよう指導を徹底する」とコメントした。