ホンダと日産自動車が、次世代車の頭脳の役割を果たす基本ソフトウエア「OS」について、日産のOSをベースに共同開発する方針を固めたことが26日、関係者への取材で分かった。両社が進める部品の共通化による協業の柱で、開発の進み具合を踏まえ判断したとみられる。開発スピードを加速させ、先行する米国や中国メーカーに対抗する狙いがある。
OSから送られてきた指示に基づき、車全体を制御する中核部品「電子制御ユニット(ECU)」も共通化する方針で、8月にも正式合意する見通し。協業の検討分野には、日産がホンダ向けの車両を米国で生産する案も含まれていたが、将来の命運を握る次世代車での協力を先行させる。
次世代車はSDV(ソフトウエア・デファインド・ビークル)と呼ばれ、インターネットを通じてソフトを更新し、自動運転などの機能を車両に追加できるのが特徴だ。OSは部品やシステムに指示を出す「司令塔」の役割を果たし、車の使いやすさなどはOSの性能で決まるとされる。