元島民、洋上で先祖供養

北方領土を望む航路で祈る「洋上慰霊」の参加者=25日午後(代表撮影)

 北方領土の元島民らが25日、四島周辺の海域で船上から先祖を弔う「洋上慰霊」を実施した。ロシアによるウクライナ侵攻の影響により、墓参を含むビザなし訪問再開のめどが立たず、北海道などが主催し5度目。9月3日までに計6回行われる予定。

 初回に参加したのは元島民やその子孫ら47人。午前9時半ごろ、四島との交流事業で使用される船「えとぴりか」で根室港(根室市)を出港した。歯舞群島や国後島を望める航路で、午後1時40分ごろ慰霊式を行い、参加者らは黙とうや献花をした。

 千島歯舞諸島居住者連盟の松本侑三理事長は「故郷の島を訪れることができない状況が続いていることは誠に無念だ。粘り強く返還運動に取り組んでいく」と述べた。

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