愛媛県地盤で伊予銀行を展開するいよぎんホールディングス(HD、松山市)と、愛媛銀行(同)は24日、経営統合に向けて基本合意したと発表した。2027年4月をめどに、いよぎんHDが愛媛銀を完全子会社化。単純合算で連結総資産が12兆円を超え、12位相当の地方銀行グループとなる。日銀の利上げを背景に預金獲得や貸し出しの競争が激化する中、経営基盤を強化する狙いだ。
両社は松山市内で記者会見し、いよぎんHDの三好賢治社長は「両社が手を携え、経営基盤をより強固なものとすることが、最適な選択であると判断した」と話した。愛媛銀の西川義教頭取も「両社のノウハウやネットワークを掛け合わせることで、質の高い経営体制を確立できる」と応じた。
27年6月にいよぎんHDの商号は改める方針。2行の銀行名は維持する。統合で経営の効率を高めるほか、船舶向けの融資事業などに注力する考えだ。
片山さつき金融担当相は24日の閣議後の記者会見で「地域の金融機関が将来を見据えて経営基盤の強化を考えるのは非常に重要だ」と述べた。