1966年の静岡県一家4人殺害事件で再審無罪が確定した袴田巌さん(90)の姉ひで子さん(93)は22日、愛知県立大(同県長久手市)で、刑事裁判の再審制度を見直す改正刑事訴訟法の成立後初めて講演した。「再審の扉は開かずの扉で、法にも不備がある」と話した。
17日に成立した同法は、再審開始決定に対する検察抗告を「原則禁止」にとどめ、証拠開示も限定的。袴田さんが起こした国家賠償請求訴訟弁護団の小川秀世弁護士も同席し「証拠は全面的に開示するべきだ」と訴えた。
ひで子さんは講演で、袴田さんの最近の生活ぶりも紹介。歩行器を使って家の中を歩いたり、昼ごろ起床して果物を食べたりしているという。