2024年度に精神疾患を理由に離職した公立小中高校の教員が計1319人で過去最多を更新したことが22日、文部科学省の学校教員統計調査(中間報告)で分かった。前回21年度調査から369人増え、初めて千人を超えた。定年退職を除く離職者1万5540人の約8・5%に上り、文科省は「教員のメンタルヘルス(心の健康)は喫緊の課題で、対策に取り組む」としている。
教員を巡っては、業務量増加や民間企業の採用活動早期化などを背景に志望者が減少。退職や休職で生じた欠員を埋められない「教員不足」が各地で深刻化し、現職教員の負荷がさらに高まる悪循環も起きている。
調査は3年に1度実施され、24年度は学校種別で小学校801人(前回比232人増)、中学365人(同88人増)、高校153人(同49人増)で、いずれも過去最多。小学校では15年度の331人と比べ2倍超となった。増加率も小中高ともに上昇した。
文科省は教員の待遇改善を図ろうと、残業代の代わりに支給する「教職調整額」を今年1月に基本給の4%から5%に引き上げた。