NHKが2025年8月に放送した戦時下の「総力戦研究所」を題材にしたドラマで、悪意のある描かれ方をされたのは名誉毀損に当たるとして、モデルとなった人物の遺族がNHKや番組制作会社などに損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が22日、東京地裁で開かれた。原告側は、ドラマを基にした映画「開戦前夜」の公開を差し止めるよう追加の請求を申し立てた。
遺族は研究所所長の孫で元外交官の飯村豊さん(79)。映画は7月31日から公開される。弁論後に記者会見した飯村さんは、NHK側が対話に応じないとし「上映開始が迫るにしたがって、私の心も穏やかならざるものがある」と批判した。