【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は21日、シルスキー軍総司令官を解任し、後任にミハイロ・ドラパティ統合軍司令官を充てると発表した。軍改革を進めてシルスキー氏と対立したフェドロフ前国防相を更迭したばかり。戦時中に国防、軍のトップが相次いで交代する異例の事態となり、対ロシア戦略に影響する可能性がある。
フェドロフ氏は無人機や人工知能(AI)を戦場で活用し、戦況を好転させたとして国民の間で人気が高い。更迭したゼレンスキー氏の判断に反発が強まり、フェドロフ氏の支持者がシルスキー氏の解任やフェドロフ氏の復職を求めて各地で抗議デモを続けていた。
デモは首都キーウで16日から6日間連続で実施されたほか、東部ドニプロ、ハルキウ、西部リビウなどでも開かれた。
フェドロフ氏は16日の記者会見で自身の取り組みがシルスキー氏に阻まれたと批判。シルスキー氏の解任をゼレンスキー氏に提案したが同意を得られず、軍上層部によって自身が職を追われたと主張した。