水俣病患者の福祉サービスを巡る要望に対し、石原環境相が協力姿勢を一転させて釈明に追い込まれた問題で、患者団体が21日、環境省や事業を実施する熊本県水俣市との協議結果について報告した。支援者らは、環境省が要望の実現に向けて役割を果たさなかったと批判。同市も検討に応じなかったとし「深く失望している」とした。
胎児性患者の金子雄二さん(70)は訪問入浴介護費の給付を受けようと市の障害者支援事業に申請したが「給付要件に該当しない」として退けられている。
環境省の働きかけで今月9日に開かれた協議は非公開で行われ、三者が出席。患者側は要望実現へ進展を期待していたが、水俣市は従来の立場を繰り返すにとどまったという。