36人が死亡した2019年の京都アニメーション放火殺人事件から7年となった18日、現場の第1スタジオ跡地(京都市伏見区)で追悼式が開かれた。遺族や社員ら約140人が参列。遺族の一人は追悼の言葉で「あなたたちの名前がエンドロールからなくなっても、つないでくれた技術で、気持ちで、こだわりで、作品の中でこれからもあなたたちに会える」としのんだ。
追悼式は更地のままの跡地にテントを設営し、非公開で営まれた。「追悼」の文字を記した祭壇には36本のヒマワリが飾られ、参列者は事件発生時刻の午前10時半ごろ黙とうし、献花した。
2月に就任した八田真一郎社長も出席した。コメントを報道陣に発表。「亡くなられた皆さまが残してくださった作品、思い、ものづくりへの姿勢を大切に受け継いでいく」とした。八田社長は、亡くなった父の英明前社長の後任。
本社がある京都府宇治市の公園に24年、記憶にとどめるための碑が完成。18日午前、遺族の1人が訪れ、手を合わせた。「もう一度アニメを描かせてやりたい」と無念さをにじませた。