北海道電力は17日、泊原発3号機(北海道泊村)再稼働の前提となる防潮堤の設置工事現場を報道陣に公開した。当初は来年3月ごろの完成を見込んでいたが、今年1月の暴風雪で工期が約4カ月延長。同社土木建築課の世戸洋行課長は「早く再稼働できるよう、一日でも早く完成させたい」と述べた。
公開されたのは敷地内で製造したセメントを流し込む作業。同社によると、2024年3月に始まった工事の進捗率は今月14日時点で65・7%で、セメントをつくるプラントや作業員を増やして完成を急いでいる。「27年のできるだけ早期」としていた再稼働の時期は、工期延長に伴い同年夏以降を見込む。
津波対策の防潮堤は海抜19メートル、全長約1・2キロ。地震による液状化で沈下しないよう、強固な岩盤に埋め込む。岩盤までの掘削作業は今年1月に完了した。工事費は約1800億円。