不祥事対策、実効性に課題

インタビューに答える第一生命保険の隅野俊亮社長

 生命保険協会の会長に就任した第一生命保険の隅野俊亮社長は17日までに共同通信のインタビューに応じた。営業社員による金銭詐取などの不祥事が続いていることに「(対策の)実効性が十分でなかったという反省がある」と述べた。顧客への注意喚起や、営業担当への倫理教育を実施することで発生を予防する考えを示した。会長就任は17日付。

 プルデンシャル生命保険の社員100人以上による計約31億円の詐取や、ソニー生命保険の社員による不適切な金銭授受が明らかになっている。隅野氏は「重く受け止めている。倫理に明らかにもとる行為だ」と述べた。

 生保業界では、人工知能(AI)の活用やスマートフォン決済大手の参入などの動きがある。「新しい業態の会社が入ってくることは歓迎すべきだ」とした。

 政府は2026年分から、生命保険料を課税所得から差し引く生命保険料控除を子育て世帯対象に2万円増額した。隅野氏は「控除に対する認知が十分に高くない。力強くアピールしていきたい」と述べた。制度は27年分までのため、恒久化も求めていく。

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