検察審査会の審査員を告訴した男性に、山口地検岩国支部が、審査員名を記載した書面を送り氏名が流出した問題で、男性が17日、山口市内で記者会見した。地検が担当した検察官や検察事務官を処分しないと約束すれば、地検に書面を返還するとの意向を明らかにした。
地検は6日、男性に返還を要請。男性は「方向性が決まったら連絡する」との趣旨の返答をしていた。17日の会見では「担当した検察官の将来が不安だ」と述べた。
地検によると、男性は岩国支部が不起訴にした事案の審査を検審に申し立てた。検審の不起訴相当議決を受け、審査員11人を容疑者不詳として公務員職権乱用などの疑いで告訴。支部が嫌疑なしで不起訴処分とした際、通知する書面に11人の氏名を記載して男性に送付した。
平口洋法相は今月7日、問題を受け、不起訴処分の通知書に被疑者の氏名を記載する運用をやめたと明らかにした。