熊本県八代市の庁舎建て替えを巡る汚職事件に関連し、建設業者との契約経緯や事業費の妥当性を検証する調査特別委員会(百条委)が17日、八代市役所で開かれ、中村博生前市長は証人喚問で「当時の市政を預かった自分としては、市民に申し訳なく思う。迷惑をかけた」と述べた。
中村氏は、市が2019年7月、総合評価方式の制限付き一般競争入札で工事を公告した当時の市長。
中村氏は、総合評価方式での入札を指示したとした上で「詳しく知らなかった。全て副市長に任せていた」と述べた。この方式は、受注した準大手ゼネコン前田建設工業(東京)側が有利になる評価基準が取り入れられていた。
熊本地検は今年5~6月、あっせん収賄罪などで、市議成松由紀夫被告(54)らを起訴。同社から依頼を受け、同社などの共同企業体(JV)が落札できる評価基準にするよう市職員らに指示し、現金6千万円を受け取ったとしている。
百条委は昨年12月に市議会が設置した。