元従業員ら、絆HDを提訴

 障害者の就労支援の加算金を過大に受給し、会社更生法の適用を申請した大阪市の福祉関連会社「絆ホールディングス(HD)」を巡り、元従業員や利用者ら12人がHD側に地位確認と、未払い賃金や損害賠償など計約5200万円の支払いを求めて17日、大阪地裁に提訴した。

 訴状などによると、絆HDの子会社などは、就労が難しい障害者に働く場や訓練を提供する「就労継続支援A型事業所」を市内で複数運営。絆HDは4事業所で、利用者が一般企業で6カ月以上働くと給付が加算される制度を悪用し、加算金を過大に請求していた。

 大阪市は3月27日、2府5県の自治体から計約150億円を不正受給していたと認定し、4事業所の指定取り消し処分を決定。絆HD側は同日、原告らに解雇予告を書面で通知し、6月22日に大阪地裁に会社更生法の適用を申請した。

 原告側は、解雇予告に先立って事業所の閉鎖などについて説明もなく、再就職の支援や退職の意向確認をしなかったため、解雇権の乱用に当たると主張。4月末の解雇は無効で、5月以降の賃金を支払う義務があるとしている。

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