茨城県古河市の介護老人保健施設で2020年、入所者2人に空気を注入し殺害したとして、殺人と窃盗の罪に問われた元職員赤間恵美被告(40)について、水戸地検は17日、1人に対する殺人罪を認めず懲役20年とした一審水戸地裁判決を不服とし、控訴した。求刑は無期懲役だった。被告側も既に控訴している。
7日の地裁判決は老健施設「けやきの舎」で20年7月、吉田節次さん=当時(76)=に、点滴用チューブにつないだシリンジ(注射筒)で空気を注入し、空気塞栓症による急性循環不全にして殺害したと認定。同年5月死亡の鈴木喜作さん=当時(84)=については「被告以外の犯行の可能性を否定できない」として無罪とした。