サイバー攻撃を受けたニチレイのシステム障害の影響が、小売りや外食のほか学校給食にも波及したことが16日分かった。メニュー変更や他社製品への切り替えが必要となった。ニチレイは冷凍食品で知られるが、実は全国75カ所に冷蔵倉庫を保有する低温物流業界の大物だ。関連の取引先は約5千社に上り、障害のインパクトは大きい。出荷業務は17日から順次再開するものの、正常化までどれだけかかるかは予断を許さない。
給食は仙台市内の小中学校4校で、計約680食分。市によると15、16日はプリンを他社製やアイスに変更。17日はゼリーや冷凍春巻きを他社製に変える。担当者は「献立が変わると、学校現場ではアレルギーの確認が追加で必要になる」と話し、早期のトラブル解決を求めた。
秋田市でも小中学校の給食に使うハンバーグが届かず、急きょ別の業者から鶏肉を仕入れて16、17日の献立を変更した。市教育委員会によると、市内40校に影響した。
ニチレイは競合他社も含めて小売り、外食向けに商品の保管から配送までを手がけている。