木原稔官房長官は15日の参院特別委員会で、皇室典範改正案に含まれる「旧11宮家の男系男子の養子縁組」の正当性を強調した。1947年5月施行の現行憲法と皇室典範の下、同年10月の皇籍離脱までの5カ月は皇位継承資格を持っていたと言及。「天皇や皇族と全く血縁関係がない民間人を養子にして皇族にするものではない」と述べた。立憲民主党の長浜博行氏は「安定的な皇位継承はたなざらし状態だ。時代遅れで民意からかけ離れている」と批判した。
自民党の磯崎仁彦参院国対委員長と立民の斎藤嘉隆国対委員長は15日、同日中の典範改正案の委員会採決を見送る方針で合意した。斎藤氏が「国会会期の延長の可能性がある以上、委員会日程は見直さざるを得ない」と主張した。自民は16日の採決を目指す。
長浜氏は参院特別委で、皇統の乱れを招く恐れから現行典範が養子を禁じてきたことを踏まえ「恣意的要素や政治的思惑はどのように排除できるのか」と追及。木原氏は「養子と養親双方の自由な意思に基づき行われる。恣意的要素には当たらないと想定している」と反論した。