石原宏高環境相は14日、生態系被害防止外来種リストの改定を巡り、これまで野生に限っていた猫の対象範囲を広げる改定案を再検討すると明らかにした。猫が安易に駆除される可能性を懸念する声が出ているため、適切に飼育されている猫は対象外であることを明確化させるとみられる。野良猫の扱いなど具体的な修正内容については言及しなかった。
石原氏は閣議後会見で「外来種の適切な対応を呼びかける趣旨に鑑みると、国民に誤解を与えないことが何よりも重要だ。さまざまな声を踏まえて再検討を指示した」と述べた。
リストは生態系に影響を及ぼすため対策が必要な動植物をまとめたもので、現在は野生化した猫だけを「ノネコ」として掲載。同省などは約10年ぶりの改定で、人に頼って生きる野良猫や飼い猫も含め、種名で一括して「イエネコ」として掲載し「防除推進外来種」に位置付ける方向で最終調整していた。法的拘束力はなく、国民に注意喚起する意味合いが大きい。