北海道・奥尻、犠牲者慰霊

北海道南西沖地震から33年となり、北海道奥尻町で開かれた犠牲者の慰霊行事=12日午後

 北海道と青森県で計230人の死者・行方不明者を出した1993年の北海道南西沖地震から33年となった12日、津波により甚大な被害が出た北海道・奥尻島(奥尻町)で、犠牲者の慰霊行事が開かれた。

 午後6時ごろ、34人が犠牲となった島南部の初松前地区で、遺族らが祭壇に手を合わせ焼香した。親族6人を亡くした遺族会長の阿部元大さん(64)は「33年たっても記憶は消えない。思い出すとつらいことばかりだが、後世に伝えていきたい」と力を込めた。

 地震は93年7月12日午後10時17分に発生。奥尻島は最大約30メートルの津波に襲われ、死者・行方不明者計198人と被害が集中した。2013年までは町主催の追悼式があったが、現在は遺族会を中心に慰霊行事を実施している。

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