政府の地震調査委員会は10日、青森県で6月25日に最大震度6強を観測した岩手県沖の地震について、周辺では今月8日までに震度1以上を観測する地震が30回以上発生しており、「地震活動は当分続くと考えられる」とする評価をまとめた。
小原一成委員長(防災科学技術研究所フェロー)は10日の記者会見で、今回の地震は、1994年の三陸はるか沖地震の後、95年に起きたマグニチュード(M)7・2の最大余震とほぼ同じ場所だったと指摘。「地震活動のポテンシャルが高くなっている」として、今後も周辺の領域で地震が発生する可能性があるとして注意を促した。
気象庁などによると、6月25日の地震はM7・2。岩手県では1225ガルという大きな加速度を観測した。同28日には震度5弱の揺れがあり両日の地震により計17人が重軽傷を負った。
また6月26日には山梨県富士河口湖町で最大震度6弱を観測する地震が発生。調査委は富士河口湖町での揺れについて、短周期の地震波に反応して震度を大きくしやすい地盤であり、周辺に比べ揺れが大きくなったと指摘した。