政府、軍民両用技術の拠点整備へ

首相官邸で開かれた総合科学技術・イノベーション会議=10日午後

 軍民両用(デュアルユース)技術の研究を想定し、政府が2030年度にも大学や企業の関係者も使用できるセキュリティーを備えた研究拠点を、国立研究開発法人(国研)などに整備する方針を固めたことが10日、分かった。同日の総合科学技術・イノベーション会議(議長・高市早苗首相)で取りまとめる「統合イノベーション戦略」に盛り込み、近く閣議決定する。

 安全保障環境の変化などを背景に、政府はデュアルユース技術研究を推進している。今年3月に閣議決定された第7期科学技術・イノベーション基本計画では「科学技術と国家安全保障との有機的連携」が掲げられた。

 また産学官が連携しデュアルユース技術の研究開発を推進すると記載。大学や企業などの関係者が協力できる場を国研に設置する「オフキャンパス構想」も提示されていた。

 科学技術政策の年次戦略を示す統合イノベーション戦略には、こうした内容が反映される。国研には理化学研究所などがある。

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