日航機事故遺族が自作絵本を朗読

自作の絵本「パパの柿の木」を朗読する谷口真知子さん=8日午前、群馬県上野村

 1985年の日航機墜落事故で、夫の正勝さん=当時(40)=を亡くした大阪府箕面市の谷口真知子さん(78)が8日、事故現場の群馬県上野村立上野小で自作の絵本「パパの柿の木」の朗読会を開いた。悲しみから立ち直る家族の姿を通して「行ってきますと言った家族が帰って来ないこともある。ありきたりな日常が一番大切」と語りかけた。

 正勝さんは、上司の葬儀の帰りに羽田発大阪行きの日航機に乗った。揺れる機体の中で「まち子 子供よろしく」と走り書きのメモを残した。息子は当時13歳と9歳。絵本では、正勝さんが植えた柿の成長とともに家族が前を向いて生きる様子を描いた。

 1~6年の児童約50人が参加した。

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