元警視総監の井上幸彦さん死去

東京・渋谷の繁華街を巡回する、警視総監時代の井上幸彦さん=1995年12月

 第80代警視総監として地下鉄サリン事件や警察庁長官銃撃事件の捜査を指揮した井上幸彦さんが1日午前9時28分、東京都の病院で死去した。88歳。甲府市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。

 京都大卒業後の1962年に警察庁に入り、千葉県警本部長や警察庁次長などを歴任。94年9月から警視総監を務めた。在任中の95年3月に地下鉄サリン事件、長官銃撃事件が発生した。

 長官銃撃事件では、現職の警視庁巡査長の「長官を撃った」との供述を警察庁に報告しなかったなどとして処分を受け、96年12月、引責辞任した。2003年には山梨県知事選に立候補したが落選した。

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