病児付き添い、家族の交通費支援

入院する子どもと付き添う母親(認定NPO法人キープ・スマイリング提供)

 高度医療などを受けるため遠方の医療機関に入院する子どもの家族に、付き添いにかかる交通費を支援する事業を認定NPO法人「キープ・スマイリング」(東京)が6月から始めた。長期入院の場合、保護者は自宅と病院の2拠点生活を余儀なくされる。金銭面の負担を軽減し、病児に寄り添う機会を確保できるようにする。

 財源に限りがあるため、まずは子どもが心臓や腎臓の移植手術のために入院している家庭を支援する。2027年以降、対象を広げる予定だ。

 18歳未満の子どもが入院する家庭が対象で、1家族当たり年5万円が上限。自宅と医療機関の距離が片道100キロ以上(国内限定)で、世帯年収が700万円未満といった条件がある。クラウドファンディングなどで集めた寄付金を充てる。

 臓器移植などの高度医療を提供する医療機関は限られており、自宅から離れた所に入院するケースが多い。飛行機代やガソリン代がかさむため、病児のきょうだいを自宅に残しながら、自宅に戻る回数を減らさざるを得ない人もいるという。

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