はやぶさ2、高速探査に成功

探査機はやぶさ2が日本時間の5日午後6時半ごろに撮影した小惑星トリフネの画像(JAXA、東京大、千葉工業大、東京科学大、産業技術総合研究所、パリ天文台、カナリア天体物理研究所提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、探査機はやぶさ2が5日午後6時半ごろ、小惑星トリフネの至近距離を高速で通過し観察する「フライバイ探査」に成功したと発表した。小惑星が地球に衝突する危険に備える「プラネタリーディフェンス(地球防衛)」に向け、探査機を精密に制御し、観測したり、衝突させたりする技術があることを示した。はやぶさ2が撮影したトリフネの画像も公開した。

 画像は最接近の1秒前に撮られた。トリフネは二つの小惑星がくっついた落花生のような形。JAXAの三枡裕也運用チーム長は6日の記者会見で「こんなに良い画像が撮れるとは感動しかない。鳥肌ものだ」と話した。

 JAXAによると、秒速約5・3キロ(相対速度)で通過する際に、光学カメラなど4種類の機器でデータを取得した。最接近時、地球とトリフネの距離は約1億キロだった。

 過去に、はやぶさ2の「ミッションマネージャ」を務めた吉川真氏は会見で「やろうと思えば探査機を小惑星にぶつけることができる」と説明した。

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