【キーウ共同】ロシア軍によるウクライナ首都キーウへの1~2日の大規模攻撃で、地元当局は2日、死者が27人、負傷者は91人になったと発表した。住宅60軒を含む130カ所が被害を受けた。ウクライナ赤十字社は救援物資の倉庫が破壊され、7900万フリブニャ(2億8千万円)相当の物資や機材32万点を失ったと説明した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は大きな被害が出たキーウ東部ダルニツァを視察し、侵攻を続けるロシアが「前線と経済で問題を抱えて戦争に負けつつあり、弾道ミサイルを使った攻撃をエスカレートさせている」と記者団に述べた。対抗措置を取る意向も示した。
ウクライナ空軍によると、ロシア軍は極超音速ミサイル「ツィルコン」、弾道ミサイル「イスカンデル」、巡航ミサイル「Kh101」など計約70発、イラン製のシャヘドを含む無人機約500機を主にキーウ方面に発射した。
ダルニツァの9階建て住宅はミサイルが直撃し、5人が死亡。視察した中込正志駐ウクライナ大使は「ひどい被害が続いている」と話し、復興支援を進める考えを示した。