【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は2日、大西洋を航行中だったクルーズ船「MVホンディウス」で起きたハンタウイルスの集団感染を巡り、収束を宣言した。乗客らの健康観察の期間が終了し、新たな症例は出ていないとした。
WHOによると、クルーズ船を巡る感染者は計12人。他にも既に死亡した1人について、感染していた可能性が高いと分析している。
ハンタウイルスはネズミなどの齧歯類が媒介。感染者からは、人から人への感染がまれに起きるとされる「アンデス型」が確認された。クルーズ船は5月10日、スペイン領カナリア諸島に到着し、乗船者の大半が下船。最長で約6週間とされる潜伏期間を踏まえ、各国の管轄下で隔離などの対策が取られていた。