「破滅」回避へ対応急務

1日、オンラインで記者会見するモントリオール大のヨシュア・ベンジオ教授(左)とジャーナリストのマリア・レッサ氏(UN Web TVから、共同)

 【ニューヨーク共同】人工知能(AI)の恩恵とリスクを評価する国連の専門家パネルで共同議長を務めるカナダ・モントリオール大のヨシュア・ベンジオ教授が1日、オンラインで記者会見した。AIの飛躍的な能力向上にリスク管理が追い付かなければ「破滅的な結果を招く恐れがある」とし、国際的な対応が急務だとの認識を示した。

 専門家パネルは同日、各国政府がAIを評価し統治する能力への投資が必要だとする最初の報告書を発表した。ベンジオ氏は報告書について、科学に基づく情報を提供するもので、政策の勧告ではないとしつつ「AIに関する決定は個人や企業、民主主義に長期的な影響を及ぼす」と訴え、緊急な対応の必要性を強調した。

 同じく共同議長を務めるノーベル平和賞受賞者のフィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサ氏は「一握りの企業と国が人類の未来に関する最も重大なことを決めている」と述べ、AIの開発や資源が極端に集中していることに懸念を表明した。

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