【ワシントン、カイロ共同】対米交渉を率いるイランのガリバフ国会議長は6月30日、国営テレビで、レバノンを含む全戦線での軍事作戦終結などを盛り込んだ米イランの覚書が履行されるまで最終合意に向けた米側との交渉に応じない考えを示した。米側の対応次第では「戦争の用意がある」と警告した。トランプ米政権はイランと核問題に関する議論を本格化させたい考えだが、イランは交渉入りに条件を付け、米側に履行を迫った。
米イラン両政府によると、双方の交渉担当者はそれぞれ7月1日にも仲介国カタールやパキスタンと協議する予定。覚書はイランの資産凍結解除などにも触れている。
ガリバフ氏は、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の主権は「イランとオマーンにある」とし、通航の際はイラン側の指示に従う必要があると改めて主張。海峡で通航料を徴収しないのは米イランの交渉期限とされる8月16日までの60日間に限られると訴えた。