日本原子力学会の新会長に19日付で就任した北海道大工学研究院の小崎完教授(64)は29日、東京都内で記者会見を開いた。事故発生から15年が経過した東京電力福島第1原発の廃炉について「長期間、取り組まなければならない課題だ」と述べ、学術的な提言を進めていく考えを示した。
中部電力が今年1月に公表した浜岡原発(静岡県)の耐震データ不正については「電力会社が倫理的な行動を取れる体制を目指していきたい」と説明した。
小崎氏は原子力工学が専門。学会では2024年6月から会長就任まで副会長を務めていた。原発の活用に関しては、エネルギー安全保障の観点で有効だとし「安全第一で進めるべきだ」との見解を示した。