埼玉県立小児医療センター(さいたま市)で抗がん剤の髄腔内注射を受けた患者から使われるはずのない薬剤「ビンクリスチン」が検出され、うち1人が死亡した問題で、センターは29日、昨年11月から原則中止している髄腔内注射を7月初旬に再開すると発表した。医療事故調査委員会の報告書を踏まえた再発防止に取り組めば、医療安全が確保できるとした。
センターによると、再発防止の取り組みとして、調剤室に監視カメラを設置し、薬剤師2人でチェックするという。
今月12日、事故調査委の報告書概要を発表し、薬剤混入の工程は特定に至らなかったが「調剤時に混入した可能性を否定できない」としていた。