中国貴州省に昨年9月開通した「世界一高い橋」が観光資源として注目されている。展望台やサービスエリアなどの施設に加え、第5世代(5G)移動通信システムより高速な「5G―A(5・5G)」の通信網を整備。ライブ配信などを通じた情報発信が集客を後押しし、地元メディアは春節(旧正月)休暇に1日最大4万人が訪れたと報じた。
省都の貴陽から車で南西に2時間半。県境の深い渓谷に国有企業が建設した「花江峡谷大橋」は架かる。谷底からの高さは東京スカイツリー(634メートル)並みの626メートルで、今年4月にギネス世界記録に認定された。
政府は農村振興を支えるデジタルインフラの整備を進めており、この地域でも橋の開通に合わせて国有企業と通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が5・5Gの通信網を敷いた。
5月下旬の取材会で橋に立つと、はるか下を流れる川が細い帯のように見え、集落はジオラマのようだった。バンジージャンプもあり、挑戦した男性が喝采を浴びた。遊歩道の足元は一部ガラス張りで、観光客らが撮影を楽しんでいた。(貴州省共同)