「執拗な保釈却下理由聞きたい」

弁論後に記者会見する(手前から)相嶋静夫さんの次男、長男ら=29日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 機械製造会社「大川原化工機」(横浜市)の冤罪事件で、保釈されず被告の立場のまま亡くなった同社元顧問相嶋静夫さん=当時(72)=の遺族が、逮捕や勾留を認め、保釈請求を退けた裁判官の判断は違法だとして国に約1億6800万円の賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が29日、東京地裁で開かれた。相嶋さんの妻は「執拗に繰り返された保釈請求却下の理由を、裁判官たちに聞きたい」と意見陳述した。国側は争う姿勢を示した。

 妻の陳述時には、相嶋さんが孫5人に囲まれた様子など、生前の写真がモニターに映し出された。妻は「まだ生きていてほしかった」と悔しさをにじませた。長男も陳述し「裁判官は父を死なせることを優先していたのか」と非難した。

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