【ロンドン共同】ミャンマー民主派指導者アウンサンスーチー氏(81)の次男キム・エアリスさん(48)が28日までに、ロンドンで共同通信のインタビューに応じた。スーチー氏は2021年2月のクーデターで拘束された。親軍政権は軟禁措置への移行を発表したが、キムさんは「私の知る限り刑務所に収監中だ」と指摘した。健康状態が悪化しているといい、親軍政権に対し生きている証拠を示し一刻も早く解放するよう訴えた。
スーチー氏は1985~86年に京都大の研究員として日本に滞在していた。キムさんは「刑務所で勉強を続けていて日本語の本を送ってほしいと頼んでいるそうだ」と明らかにした。
スーチー氏は英国人学者と結婚。キムさんはロンドン在住で政治とは距離を置き、目立った活動はしてこなかった。
スーチー氏は汚職などの罪で有罪判決を受けた。親軍政権は今年4月、恩赦を与え首都ネピドーの刑務所から移送し「指定された住居」で服役させると発表した。だがキムさんは「軍側は軟禁に移したことを裏付ける証拠を一切提示していない」と懐疑的な見方を示した。